target audience: TECH SUPPLIER  Publication date: Oct 2024 - Document type: Market Perspective - Doc  Document number: # JPJ51515624

2024年 国内ITサービス市場 準大手/中堅ベンダーのビジネス動向:エンドツーエンドのサービス提供に向けた顧客提案力強化のための体制構築が進む

By: 

  • Masaru Muramatsu Loading
  • Takuya Uemura Loading

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Abstract


本調査レポートは、国内ITサービス市場における準大手/中堅ベンダーのビジネス動向およびベンダー間の競合状況について、ベンダー各社に対して行った調査や、多様なリソースから収集した情報を総合し、定性的/定量的に分析した結果をまとめたものである。準大手/中堅ベンダー10社を取り上げ、各ベンダーのビジネス動向および戦略をプロフィールとして掲載すると共に、10社中7社においては、2023年12月期または2024年3月期の国内ITサービス売上額を、IDCの定義に基づいて3つのサービスセグメント別/6つの産業分野別に推定の上で、掲載している。

2023年度の準大手/中堅ベンダーでは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の5類感染症への移行によって、相対的に経済活動の正常化が遅行していたSMB(Small and Medium-sized Business:中堅中小企業)でもIT投資が回復に向かった。また、消費税法改正によるインボイス制度、電子帳簿保存法といった法令/制度対応なども後押し材料となり、既存システムのクラウド移行/モダナイゼーションや、デジタルトランスフォーメーション(DX)/デジタルビジネス化の取り組みが、大企業だけでなく中堅企業でも広がった。この結果、本調査レポートで取り上げるベンダー10社のうち8社において、ITサービス売上額が前年同期比でプラス成長となった。

このような市場環境の中で、準大手/中堅ベンダーの中には、主要ベンダーの売上規模に迫る売上目標を中長期で掲げているベンダーもあり、主要ベンダーを追う形で、エンドツーエンドのサービス提供に向けた顧客提案力強化のための体制整備や、M&Aによるケイパビリティやリソース拡大の動きが見られる。他方、主要ベンダーのアカウント戦略に目を向けると、大手企業の中でも最大手企業へのフォーカスが強まっている。「主要ベンダーの最大手企業へのフォーカスによって、最大手以外の大手企業や準大手企業では、DX/デジタルビジネス化支援の担い手として、準大手/中堅ベンダーの重要性が増している。準大手/中堅ベンダーでは既存の最大手/大手顧客のデジタルビジネス化支援に向けたビジネス面/テクノロジー面双方でのケイパビリティの強化と、相対的に企業数の多くなる準大手/中堅企業への効率的なアプローチが、競争優位を形成する上で重要になる」とIDC Japan、Software & Servicesのシニアリサーチアナリストである村松 大は述べている。



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