target audience: TECH SUPPLIER Publication date: Oct 2024 - Document type: Market Perspective - Doc Document number: # JPJ51514824
2024年 国内SASE/SD-WAN市場動向分析
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Abstract
本調査レポートは、国内SASE(Secure Access Service Edge)/SD-WAN(Software-Defined Wide Area Network)市場の現状について定性的な分析を提供する。執筆に当たっては、マネージドサービス事業者やインテグレーター、テクノロジーベンダーの合計14社に取材し、取り組みを分析した。企業ユーザーの関心は、顕在化している課題を製品やサービスの導入によって直接的かつ即時的に解決する課題対処型のポイントソリューションから、企業のさらなる成長に必要な企業ネットワークの具体化と実装といった、継続的かつ中長期的な経営目線のアプローチにシフトしている。こうした変化に対して、製品やサービスの提供だけでなく、提供実績や自社ノウハウに基づく支援を企業ユーザーに伴走しながら提供する事業者やベンダーが市場における成長機会を獲得している。また、SASE関連ベンダーにおける製品ポートフォリオの拡張や機能強化が、企業の製品選定に影響を与え始めている。一方では、先進的な企業は従来の閉域網で構成してきたWANを縮小、もしくは廃止し、クラウド型セキュリティを中心とする新たなアーキテクチャを検討する動きも顕在化しつつあり、企業ネットワークは大きな変革期を迎えている。
「企業ネットワークが考慮すべき事項は、デジタル戦略の推進から増大するサイバー脅威への対処、新たな働き方のためのコネクテッドな業務環境の実現など多岐に渡るだけでなく、グループ会社やサプライチェーン企業といった複数のステークホルダーに及んでいる。通信事業者やSIerは、SASE製品/サービスの提供に留まらず、目指すべき企業ネットワークの具体化から運用までのライフサイクルに渡る伴走型支援へと発展させることが、企業のパートナーポジションの獲得に向けて重要となる」とIDC Japan、Infrastructure & Devicesのシニアリサーチアナリストである水上 貴博は述べている。