target audience: TECH BUYER  Publication date: Aug 2024 - Document type: IDC Perspective - Doc  Document number: # JPJ50711024

2024年 国内企業のグループ経営におけるITガバナンスの課題

By:  Go Suzuki Loading

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Abstract


本調査レポートは、国内企業(Techバイヤー = エンドユーザー企業)の中でも、国内外に複数の拠点や支店、関連会社、グループ会社を有する企業におけるデジタルビジネス(DB)や、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展を下支えする「ITガバナンス(統制)」の状況について記載したレポートである。本調査レポートでは、「ITガバナンス(統制)」を単なる管理業務ではなく、「企業運営上のIT化/デジタル(DX)化の戦略、投資、環境構築、人材、セキュリティなどにおける計画から評価/改善に至る活動」と定義している。また、ITガバナンスの対象領域を以下の5つに限定し、アンケート調査や取材(2社)を実施している((1)IT/DX戦略策定や推進、(2)IT投資計画や評価、(3)IT環境構築/導入/開発/保守/運用、(4)データ利活用や管理、(5)情報セキュリティ確保や強化)。

その結果、グループ会社を複数有する国内企業の約半数は、それぞれの領域のITガバナンスの必要性を認識し、いまだ不十分ながらも対応を進めている。しかし、グループ企業を有する相乗効果によって、さらなるデジタルビジネス発展を試みると共に、それ支持するITガバナンスを同時並行で進める必要がある。

そのためには、「デジタルビジネス推進と、デジタル/システム化、ITガバナンスを三つ巴で進め、ITガバナンスを企業の総合力で実現すべきである」と、IDC Japan、Tech Buyerのリサーチマネージャーである鈴木 剛は述べている。



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