target audience: TECH SUPPLIER Publication date: Jul 2023 - Document type: Market Perspective - Doc Document number: # JPJ49207523
2023年 国内Future of Manufacturing動向分析
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Abstract
企業がデジタルビジネスの成長を競うことで、価値創造活動を行っているすべての部門がデジタルテクノロジーのユーザーとなり得る。ITサプライヤーにとっては、提案先を従来の顧客企業の情報システム部門／IT部門を中心とするアプローチから舵を切り、事業部門の意思決定者に対して直接的に提案を行える体制を敷くことで、事業機会が広がる環境と言える。本調査レポートでは、国内の製造業におけるデジタルビジネスの展開状況と、デジタルビジネスを拡大するための5つの方策の取り組み状況について、ITサプライヤーにとっての事業機会の視点から分析する。
IDC Japan、Verticals & Cross Technologiesのリサーチマネージャーである敷田 康は、「ITサプライヤーが製造業にアプローチする上で、「デジタルビジネスが拡大する潜在性は高いものの、現時点での展開は不十分な製造業者」と、「すでにデジタルビジネスを十分に展開できている製造業者」のどちらをターゲットとするかは、サプライヤーとしての戦略に依存する。たとえば、デジタルビジネスの立ち上げに特化したカスタマーサクセス機能を提供するのであれば前者、保有データを活用して新規事業の立ち上げに取り組むような高度に成熟したステージにある企業をサポートするコンサルティング機能、デリバリー機能を提供するのであれば後者をターゲットとする、といった戦略オプションを検討すべきである」と述べている。